当社のサステナビリティ
不二サッシグループは、事業内容およびESG分野を含めたサステナブルな社会実現への貢献を目指した考え方や活動をステークホルダーの皆様へより広くご理解いただくことを目的として、ホームページ上で情報を開示しています。
そのために、すべての事業活動において環境・社会課題の解決に取り組むとともに、当社グループを取り巻く環境の変化に対応すべくガバナンスの強化を図っています。
こうしたサステナビリティ経営をさらに強化するため、当社は2024年3月、「経営理念」と環境方針、人権方針やコーポレートガバナンス等とを結び付けるサステナビリティビジョンを下記の通り策定致しました。

脱炭素に向けた取り組み
本戦略のうち「排出量削減ロードマップ」では、2030年および2050年をマイルストーンとして定め、Scope1,2,3排出量に関連して、事業プロセスおよび自社バリューチェーンにおいて取り組む削減施策を示しています。また本戦略の実行のための「ガバナンス体制」も示しています。
時間軸 | 当社グループの温室効果ガス排出量 | |||
Scope1+2 | Scope3 | |||
短期目標 | 2030年度までに42%削減 | 2030年度までに30%削減 | ||
(1.5℃水準) | (2021年度比) | (2021年度比) | ||
長期目標 | 2050年度までに90%削減 | 2050年度までに90%削減 | ||
(1.5℃水準) | (2021年度比) | (2021年度比) | ||
ネットゼロ目標 | 2050年度までにバリューチェーン全体でネットゼロ*を達成 | |||
*Scope1+2,3排出量を各90%削減(2021年度比)、残余排出量は中和化 |
※Scope3の2030年度目標の削減対象はカテゴリ1、カテゴリ4、カテゴリ11です。
※一部海外グループ会社を目標の対象から除外しております。
※Scope3のカテゴリ14 フランチャイズ、15 投資は算定対象外です。
※残余排出量:ネットゼロ目標年の時点で、自社のサプライチェーン内で削減しきれない排出量
※中和化:自社サプライチェーンの外で、炭素除去技術などを活用し残余排出量を相殺すること
再生低炭素アルミ建材「Reサッシ」シリーズ
不二サッシ株式会社は、「不二サッシグループ サステナビリティビジョン2050」に基づき、環境価値とコスト性を両立した再生低炭素アルミ建材「Reサッシ」を開発いたしました。


これに伴い、不二サッシグループで国内製造販売するサッシとして、アルミリサイクル率を100%に高めた「Reサッシ R100」と、リオティント社グリーンアルミ「RenewAl™」のみで製造する「Reサッシ グリーン」を販売開始いたします※。対象製品における原材料~製造段階排出量の第三者認証(EPD)取得も予定しております。

不二サッシグループは「Reサッシ」の提供によりScope3を削減し、お客様ひいては社会の脱炭素化に貢献します。
※1: 2025年度下期より「Reサッシ R100」生産開始し、初期はR100移行前の滞留在庫と混合。
※2: 「Reサッシ R100」は新塊の地金・ビレットを使用せず、市中回収材とリターン材(場内・グループ内)のみを使用することによってアルミリサイクル率100%を実現します。
※3: リオティントが提供するSTART*のサステナビリティ・ラベルとデジタル・プラットフォームを通じ、鉱石採掘から製錬・鋳造に至るまでの多岐にわたる定量的なESG情報について、透明性の高い形でアクセスが可能となります。