植物原料の粉塵防止剤
フライネットR

性能・データ

製品仕様

主成分 天然高分子樹脂
外観 乳白色エマルジョン
pH 7.0±1.0
比重 1.0
粘度(mPa・s) 100以下
水混合性 非常に良い
引火・発火性 なし
土壌環境基準27項目 検出せず
PRTR該当物質 なし

その他、詳細につきましてはお問い合わせください。

粉塵の飛散抑制効果

防塵処理をした表層(以下、処理試料)と無処理の表層(以下、無処理試料)による風洞実験。

対象表土 川砂
試験容器 W 330mm × L 480mm × H 40mm
製品使用量 フライネットRは、8倍希釈した希釈液を2kg/㎡相当散布した。(右写真)
試験方法
散水及び本材を散布後、日の当たる場所で一日間放置し、各試料の表層が乾いたところで風洞実験装置に移し風速10m/secの風をあて粉塵の飛散状況を観察した。
粉塵防止剤の飛散抑制効果

試験中 (風速10m/secで1分間)

無処理試料 写真
無処理試料
処理試料 写真
処理試料

試験結果

  無処理試料 処理試料 抑制率
試料飛散量 288g 1.5g 99.5%

防塵期間に対する散布濃度の目安

防塵期間 ㎡当たりの
必要剤量
希釈液の調整 希釈液の
散布量
2ヶ月 0.1kg/㎡ 【10倍希釈液使用】
フライネットR:水=1:9
「フライネットR」100kgに対し、水を900kgを加えて1,000kgとする。
1kg/㎡
4ヶ月 0.2kg/㎡ 【10倍希釈液使用】
フライネットR:水=1:9
「フライネットR」100kgに対し、水を900kgを加えて1,000kgとする。
2kg/㎡
6ヶ月 0.25kg/㎡ 【8倍希釈液使用】
フライネットR:水=1:7
「フライネットR」125kgに対し、水を875kgを加えて1,000kgとする。
2kg/㎡

適用場所

建設現場 写真
建設現場
盛土・仮置土 写真
盛土・仮置土
  • 盛土・仮置土
  • 造成地
  • 更地・遊休地
  • 未舗装道路(非走行部)
  • 植栽現場
  • 田畑周辺工事現場
  • 漁港周辺工事現場
  • 最終処分場(覆土・焼却灰など)
  • その他

主な納入先

  • 国土交通省
  • 農林水産省
  • 都道府県・市町村
  • UR都市機構
  • JRTT鉄道・運輸機構
  • NEXCO 各社
  • ゼネコン 各社

荷姿

ロイヤル缶 写真
ロイヤル缶

荷姿と散布範囲の目安

荷 姿 内容量 1缶当たりの散布範囲の目安
2ヵ月対策 4ヵ月対策 6ヵ月対策
ロイヤル缶 17kg 170㎡ 85㎡ 68㎡
ドラム缶 190kg 1900㎡ 950㎡ 760㎡

注意事項

  • 雨後のぬかるんだ場所での散布や、散布後すぐに雨が降るような天候時には施工を見合わせてください。
  • ご使用される場合はあらかじめ空きスペースでテストされることをお勧めします。
  • 施工の際には、保護眼鏡・保護手袋・保護マスク等の保護具を着用してください。
  • ハイウォッシャー・噴霧器での散布は行わないでください。(目詰まりします。)
  • 施工の際にまれに散布用ポンプ・散布ノズルが目詰まりすることがあります。
    その際は、ポンプ内部の清掃や水通しなどのメンテナンスを行ってください。
  • 粉塵防止効果は乾燥後に発揮されますので、乾燥前に施工場所を通行しないようにしてください。
    乾燥の目安は、夏期の晴天時で数時間程度、曇り時で半日~1日程度です。
  • 施工の際には、河川や排水溝等に流れ込まないようにご注意ください。(河川等が白濁します。)
  • 廃液は排水溝等に流さず、土壌に撒いて処分してください。
  • 散布に使用した機材・器具は、剤が乾燥する前に水に漬け置くか水で洗浄してください。
  • 本剤は天然物を原料としているため長期保存はできません。
    一時保管される場合は、直射日光を避け、凍結しないよう5~25℃の場所に保存してください。
    また、開封後は乾燥しないように必ず密栓をして保管し、極力お早めに使い切るようにしてください。
  • 詳しい安全・取扱い処置につきましては、MSDSをご参照ください。