ブックタイトルカーテンウォール総合カタログ
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カーテンウォール総合カタログ
236 参考資料カーテンウォールの基礎知識■用語説明スタナーコート高耐候性アクリル樹脂系電着塗料を採用した、つや消しクリヤ電着塗装品。塗膜の光安定性を保つ機能と疎水性塗膜を形成することで耐候性、耐食性等を高め、複合皮膜の耐久性を大きく向上させた。二次電解着色アルミニウムの着色方法。陽極酸化皮膜を金属塩(ニッケル)を含む着色浴中で電解し、多孔質皮膜の微細孔に金属を析出させ着色する。化成皮膜金属素地表面を化学薬品の処理液中で化学反応により生成させた皮膜。化成皮膜にはクロム酸塩系化成皮膜(6価クロム系、3価クロム系、リン酸クロム系)、クロムフリー系化成皮膜などがある。粉体塗装粉体塗装とは、塗料中に有機溶剤や水などの溶媒を用いず塗膜形成成分のみにて配合されている粉末状塗料を使用して塗装する方法。建材では主に静電粉体塗装で処理する。VOC を削減し、環境に優しい塗料として高い評価を得ている。メタルカーテンウォールの材料カーテンウォールを構成している材料は個々の建物独自のデザイン、工法によりそれぞれ異なりますが、壁という特徴から構成材を分類すると大きく二つに分けることができます。一つは人々の目に触れ、周囲の景観・美観を左右するデザイン的要素の強い表面材です。表面材は屋内外両面にありますが一般的に外部表面材の方が性能的にも、デザイン的にも重要となります。他の一つはカーテンウォールに求められる各種の性能・機能を満足させるための機能材です。表面には出てきませんがこれがなくては、カーテンウォールは成立しない重要な役割を持っています。外部表面材には、開口部を構成するガラス、および腰部スパンドレルのアルミを主とした金属パネル(デザインによりPCもあります)と、それらを支持するための方立や無目など金属製枠等で、外壁表面すべてがカーテンウォールの構成材です。内部表面材は、カーテンウォール構成材(主に開口部材)と関連他業種による内装仕上げ材とがあります。一方、機能材には、強度的役割を持つ構造部材、カーテンウォールと躯体を接合しカーテンウォールに作用する力を建築構造体に安全に伝えるファスナー部、また良好な室内環境を作り出すための気密材、シーリング材、断熱材、その他防火用の材料等もあり、必要機能別に多岐にわたっています。金属材料の種類カーテンウォールの表面に使用される主な金属材料としては、アルミニウム合金(板材、押出形材、鋳物等)、スチール(一般構造用圧延鋼材、耐候性圧延鋼材、表面処理鋼材、鋳物等)、ステンレスなどがあり、その材料の特性によりそれぞれのカーテンウォールを特色づけています。以前のカーテンウォールは、ほとんどがスチールの折り曲げ材であり一部にステンレス鋼が使用されている程度でしたが、アルミニウムの導入以降は、カーテンウォールの材料の主流は完全にアルミニウム材へと移ってきています。アルミニウム建材の表面処理アルミニウム材料は元来美しい地肌と優れた耐食性を持っていますが、さらにその性能を向上させ意匠性を付加するために、各種の表面処理が施されています。以下は、当社が行っている表面処理の種類および方法です。陽極酸化塗装複合皮膜複合皮膜は陽極酸化皮膜を下地として塗膜を組み合わせた仕様です。耐候性、耐食性、装飾性などに優れた性能をもつことから、アルミニウム建材として最も多く使用されています。複合皮膜の色調・意匠は、陽極酸化皮膜の無色(シルバー)や二次電解着色(ステンカラー、ブラウン、ブラックなど)の色調と、つや消しクリヤ、つや有りクリヤ塗膜または着色5.メタルカーテンウォールの材料と仕上げ揚重されているカーテンウォールのユニット表面処理