ブックタイトルカーテンウォール総合カタログ

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概要

カーテンウォール総合カタログ

232 参考資料■用語説明カーテンウォールの基礎知識■主材料のちがいによる施工の例スパンドレル外壁における上段の開口部と下段の開口部との間の部分。プレキャストコンクリートあらかじめ工場などで製作した鉄筋コンクリート製部材の総称。普通コンクリート・軽量骨材コンクリートあるいは気泡コンクリートなどで作られる。種類としては、柱・梁・壁板・床板・屋根板・道路用側溝などがあり、これらを現場で組み立てて構造体を造る。「PC」または「PCa」と略称する。対する言葉として現場打ちコンクリートがある。複合カーテンウォール金属を用いた部材とプレキャストコンクリートを用いた部材などを複数にわたって複合・組み合わせて構成するカーテンウォール。カーテンウォールとガラス建築の外周壁は壁の部分と窓の部分によって構成されています。窓の部分の主な材料はガラスです。壁の部分には様々な材料が用いられます。室内側が壁でも、外側をガラスで構成すれば、外観上は全面がガラスのビルを作ることができます。もちろん、窓が無い外周壁もありますから、カーテンウォールには、全面がガラスのものと、壁の中に窓が設けられたものと、壁だけで構成されるものとがあることになります。全面がガラスのものは、アルミニウムやスチールなどの金属でフレームを組んでガラスを固定するので、メタルカーテンウォールと呼ばれるものに属します。ガラスにかかる風の力を、金属のフレームの部分で受けて建築物の躯体に流すので、メタルのフレームが重要な構造部材になるわけです。初期のカーテンウォールには、腰壁の部分にガラスの代わりにスパンドレルパネルと呼ばれる板を嵌め込んだものが多く用いられました。この構成がメタルカーテンウォールの代表的な形態で、風による力の流れ方も全面ガラスのものと全く同様です。これらのスパンドレルパネルには、様々な材料のものが用いられます。窓の部分が少なく壁の面積が大きい場合には、工場で壁の中に窓を組み込んでパネルの形に作ったカーテンウォールが用いられることがあります。カーテンウォールの主材料窓が横に長いデザインの外壁では、腰壁の部分の面積がかなり大きくなります。このような方式やパネル方式のカーテンウォールでは壁の部分の材料として様々なものが用いられます。金属が用いられればメタルカーテンウォールとなりますし、工場でパネルとして作成したコンクリート版を用いたものはプレキャストコンクリートカーテンウォールと呼ばれます。このように、カーテンウォールは主材料によってメタル系とプレキャストコンクリート系に分類することができますが、両者を組み合わせた複合カーテンウォールも盛んに用いられています。3.主材料による種類メタル