不二サッシグループの不二ライトメタル株式会社(社長:中重健治、本社:熊本県玉名郡)は、経済産業省が平成25度から10年間の計画でスタートする長期的な研究開発プロジェクト「革新的新構造材料等技術開発」に係わる委託先として採択されましたのでお知らせします。
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これは平成24年度から始まった「未来開拓型研究制度」といわれる官民連携の大型研究開発プロジェクトの一つであり、社会的インパクト、研究開発リスクが大きく、わが国が将来にわたって強みとすべき分野について官民の強力なコミットの下、10年間を目処に研究開発を行うものです。
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不二ライトメタルを含む19企業と独立行政法人産業技術総合研究所が参画して、「新構造材料技術研究組合(ISMA)」が平成25年10月に発足しました。輸送機器の抜本的な軽量化に向け、製品のマルチマテリアル化を可能とする異種材料の革新的な接合技術の開発や新たなチタン材・アルミニウム材・マグネシウム材・鋼材・炭素繊維強化樹脂等の構造材料のそのものの高性能化に係る技術開発を一体的に推進することを目的としています。不二ライトメタルは「高強度マグネシウム材(押出材)の開発」をテーマに参画します。マグネシウムは実用金属中で最も軽く優れた比強度を有することから、炭素繊維複合材とならび次世代の構造材として注目されていますが、化学的に活性で燃え易く、加工性が悪いなどの特性があるため、耐熱性と加工性に優れたマグネシウム材の開発が求められています。
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不二ライトメタルは「新構造材料技術研究組合(ISMA)」の一員として、自動車、鉄道車両の軽量化はもとより、航空機材料にも使用できる、革新的マグネシウム合金材料の開発と大型材料の量産化技術の確立を目指し研究開発を行ってまいります。
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