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2012年 10月 17日
不二ライトメタル KUMADAIマグネシウム合金「先端技術実証・評価設備工場」完成
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不二サッシグループの不二ライトメタル株式会社(熊本県:代表取締役社長中重健治)がかねて
より産学官で取り組んできましたKUMADAIマグネシウム合金の先端技術実証・評価設備工場
が完成し、本日、関係者を招き開所式を行いましたのでお知らせします。
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マグネシウム合金の製品製造に必要な世界トップクラスの最新鋭機器が整備され、KUMADAI マグネシウム合金の実用化に向けた製造基盤技術の確立を行います。 |
2013年4月には本格稼働し、サンプル供給を開始します。 本工場は、実用サイズの高品質な大型ビレットを製造できる鋳造工場とあらゆる加工が可能な最 |
先端加工設備を備えた加工工場、多種の表面処理が可能な表面処理工場からなり、詳細は以下 のとおりです。 |
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世界初!KUMADAIマグネシウム合金専用 800 kg 溶解炉 |
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KUMADAI マグネシウム合金の連続鋳造や金型鋳造を行い、実用サイズの大型鋳造ビレットを製造します。最大溶解量 800 kg の大型減圧型溶解炉および保持炉を備え、これまで基礎研究によって得られたフィルタリング技術や介在物除去技術といった溶解・製錬技術によって、不純物および介在物の少ない高品質な鋳造ビレットができます。 |
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あらゆる加工が可能な最先端加工設備 |
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マグネシウム加工工場では、鋳造棟で製造されたビレットを用いて、精密切削加工、プレス加工などの成形加工、摩擦攪拌接合など、多様なアプリケーションに対応した加工が可能です。 |
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多種の表面処理が可能な日本有数のマグネシウム合金専用処理設備 |
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表面処理工場では、マグネシウム表面に化学処理を行い、表面を保護することによって耐食性を与えます。 前処理・表面処理の種類を選択することによって、耐食性を向上させるだけでなく、塗装の密着性を向上させたり、低電気抵抗性をもたせたり、様々な特性を付与することができます。 |
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今までも平板や丸棒などのサンプルを自動車関連、医療分野など約40社に供給してきましたが、今後は本工場の完成により、アプリケーション開発側のニーズにあった試作品製造が可能になります。 |
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現在も、一般マグネシウムを用いたパソコンの筐体などマグネシウム事業を展開していますが、不二ライトメタルとして2016年度には一般マグネシウム合金およびKUMADAIマグネシウム合金を用いた加工品の出荷5億円を計画しています。さらに、2018年度には10億円を目指しています。 KUMADAIマグネシウム合金は、熊本から世界を狙える新素材であり、不二サッシグループとして事業の柱に育てたいと考えています。 |
この商品についてのお問い合わせは下記までお願い致します。
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