マグネシウム合金事業
次世代マグネシウム合金の開発
マグネシウムへの取り組み
不二サッシグループでは、アルミニウム押出加工技術をベースに更に軽量な金属であるマグネシウム合金の押出加工技術の研究・開発に取り組んでいます。
マグネシウム合金は、アルミニウムの2/3、鉄の1/4の重量と非常に軽い金属です。しかし強度や耐熱性等、多くの課題があり、これまで押出加工技術の研究・開発は進んでいませんでした。
そこで当社グループの不二ライトメタル株式会社は、マグネシウム合金の押出加工技術開発を目的として2003年9月より産学官の研究開発事業に積極的に参加し、共同研究を進め、高強度マグネシウム合金の大型化技術を開発しました。熊本大学で開発された次世代耐熱マグネシウム合金は、アルミニウム合金を凌駕する高強度、高耐熱性をもち、自動車軽量化を目的とした材料等、あらゆる分野での事業展開が期待されています。
このように、マグネシウム合金の重要性は、今後ますます増していくと考えられます。
不二サッシグループでは、マグネシウムの実用化に向けて、これからも研究、技術開発を続けていきます。
マグネシウムについて
マグネシウムの特徴






マグネシウムの特徴
マグネシウム | アルミニウム | チタニウム | 鉄 | |
---|---|---|---|---|
比重 | 1.74 | 2.70 | 4.54 | 7.9 |
結晶構造 | 六方最密格子 | 面心立方格子 | 六方最密格子 | 体心立方格子 |
融点/沸点 ℃ | 650/1,090 | 660/2,520 | 1,668/3,287 | 1,535/2,750 |
線膨張係数 10-6/K | 26.0 | 24.6 | 8.4 | 12.3 |
熱伝導率 W/m・K | 155 | 238 | 17 | 80 |
比熱 kj/kg・K (20-100℃) |
1.038 | 0.905 | 0.522 | 0.448 |
ヤング率 GPa | 45 | 70 | 106 | 200 |
電気伝導率 (% IACS Cuを100) |
37.0 | 64.9 | 3.1 | 18.0 |
マグネシウムの表示方法


取り扱いマグネシウム合金
汎用マグネシウム合金(AZ31、LZ91など) (圧延用素材押出加工材)

用途
スマートフォン・タブレット端末・ノートパソコンの筐体など
純マグネシウム(押出加工材)

用途
研究用素材、防振材など
難燃性マグネシウム合金(押出加工材)

用途
鉄道車両・自動車用部品など
医療用マグネシウム合金(押出細管材)

用途
ステント用など
KUMADAI 耐熱マグネシウム合金(押出加工材)

用途
接合材、航空機・自動車用部品など
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