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2011年 7月15日
経済産業省イノベーション拠点立地支援事業 「先端技術実証・評価設備整備等事業」の採択について
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平成23年7月15日、経済産業省の標記補助事業の採択結果が公表され、不二ライトメタル㈱と熊本大学が共同提案した「KUMADAIマグネシウム合金の試作品製造・量産実証の設備・施設整備」の事業が採択されました!!
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提案者 不二ライトメタル㈱・熊本大学の共同申請 事業名 「KUMADAIマグネシウム合金の試作品製造・量産実証の設備・施設整備」
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総投資予定額 約8.8億円 補助金要望額 約5.9億円
(産学連携推進枠:補助率上限2/3を活用)
整備場所 不二ライトメタル㈱本社工場(玉名郡長洲町)内
事業期間 採択後~平成24年6月(予定)
*本事業には、全国から189件の応募があり、59件が採択。
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説明資料(PDF) |
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不二ライトメタル㈱と熊本大学が、KUMADAIマグネシウム合金の製造基盤技術を活用し、量産化設備の立ち上げ、量産化の実証及び同合金を活用したアプリケーション開発のための試作品製造を行うものです。今回、溶解鋳造から切削、切断、鍛造など加工までの一貫した実証試作ラインを整備予定です。
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【KUMADAIマグネシウム合金とは】
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熊本大学の河村能人教授が平成13年に開発した革新的な超軽量材料。マグネシウム合金の室温強度と高温強度で世界記録を樹立(室温耐力:512MPa,250℃耐力:300MPa)しており、既存のマグネシウム合金(室温耐力:180MPa)はもとより、超々ジュラルミンを凌駕し、自動車をはじめとする輸送機器や産業機械など幅広い分野での利用が期待されている。
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また、熊本県が提案し(独)科学技術振興機構から採択を受け、地域結集型研究開発プログラム「次世代耐熱マグネシウム合金の基盤技術開発」(H18.12月~H23.11月)を進めているが、今回の実証試作ラインの整備は同合金の事業化に向けた大きなステップである。
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■経済産業省イノベーション拠点立地事業「先端技術実証・評価設備整備等事業」の概要 |
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新たに事業化を目指す革新的な技術等の実証研究、試作品製造若しくは性能・安全性評価、又は製品の製造に必要となる設備等の導入に必要な経費の一部を支援することにより、企業等における革新的な技術に対する実証・評価等を促進し、当該技術を用いた新製品の量産化への橋渡しを行うために実施されるものです。
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(予算規模:約200億円)
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