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2006年10月23日
九州不二サッシが世界最先端の次世代耐熱マグネシウム合金研究に参加 |
-文部科学省外郭団体の独立行政法人科学技術振興機構(JST)公募の産学官連携による大型共同研究開発「地域結集型研究開発プログラム」に参画-
当社グループの九州不二サッシ株式会社(熊本県玉名郡、社長前畑政富)は、アルミニウムの溶解・鋳造から押出、表面処理、加工に至る一貫生産システムを備え、その技術力を高く評価されておりますが、この度、産学官連携による大型研究プロジェクト『次世代耐熱マグネシウム合金の基盤技術開発』に中核メンバーとして参画することが決まりましたのでお知らせします。
※本プロジェクトにつきましては、下記【参考】をご覧ください。
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当社グループは、かねてよりサッシ外事業分野の拡大を推進しておりますが、なかでも「形材外販事業」は建築業界のみならず広い用途先が見込まれる成長分野です。九州不二サッシ(株)は、いち早くこの分野に取組み、自動車・家電・IT産業等その納入先は多岐にわたっております。
特に、精密加工品の分野では数多くの実績があり、顧客ごとの多様なニーズに応えております。 また、九州不二サッシ(株)は、アルミニウム合金だけではなく、熊本大学との産学協力によるマグネシウム合金の押出にも成功しており、ノートパソコンの筺体等実用段階にあります。 これらの実績から今回の大型研究プロジェクトに産業側の中核企業として参画が実現したものであります。
本プロジェクトは世界でも最先端の研究開発であり、その成果は広い分野での活用が見込めるだけでなく、自動車の軽量化、燃費の向上が実現すれば二酸化炭素排出削減にもつながり、世界的に喫緊の問題になっている地球温暖化防止に大きく貢献できると期待されています。
九州不二サッシ(株)は、高い技術力と経験を基に、次世代耐熱マグネシウム合金押出加工技術の確立と本プログラムの成果を生かした新たな素形材産業の創出に向けて積極的に共同研究開発に参画してまいります。
当社グループは、九州不二サッシ(株)を中心に今後とも最先端技術に挑戦し、より高い技術力を目指し、「形材外販事業」をあらゆる産業分野のニーズに応えられるコア事業に育てるべく注力してまいります。 |
文部科学省の外郭団体である独立行政法人科学技術振興機構(JST)が公募を行っていた産学官連携による大型共同研究開発プロジェクト「地域結集型研究開発プログラム」に熊本県が提案していた『次世代耐熱マグネシウム合金の基盤技術開発』が採択されました。(平成18年9月29日決定)
>>独立行政法人科学技術振興機構(JST) /URL:http://www.jst.go.jp/ |
1.本プログラムの趣旨および概要
地域として企業化の必要性の高い分野の個別的研究開発課題を集中的に取扱う産学官の共同 研究開発であり、大学等の基礎研究により創出された技術シーズを基にした試作品の開発等、新技術・新産業に資する企業化に向けた研究開発を実施します。
・期間 5年間(原則)
・事業費 独立行政法人科学技術振興機構が年間約2.4億円拠出
2.目的
熊本大学で開発された次世代耐熱マグネシウム合金という研究シーズを基に、高機能性を発現するメカニズムの解明および溶解、鋳造から表面処理に至る一貫した製造技術の開発を目指し、熊本地域に自動車産業をはじめとした次世代耐熱マグネシウム合金を利用した研究開発・産業拠点を形成することを目的としています。
<次世代耐熱マグネシウム合金について>
既存のマグネシウム合金は、アルミニウム合金に比べると軽量ではあるものの、強度および耐熱性という点で問題がありました。熊本大学で開発された次世代耐熱マグネシウム合金は、アルミニウム合金を凌駕する高強度、高耐熱性をもち、自動車軽量化材料をはじめ多方面での事業展開が期待されます。
3.九州不二サッシの本プログラム参画について
九州不二サッシ(株)は、本プログラムにおける産業側の中核企業のひとつとして数名の技術者を参加させるだけでなく、大型押出プレス機等実験設備の提供など積極的に参画いたします。
同社はアルミニウム合金の溶解・押出加工・表面処理の高い技術を保有しており、熊本大学とは長年にわたり産学協力の関係にあります。
世界でも最先端の研究になる本プログラムにおいて、同社の持つ高い技術力と経験を基に、積極的に共同研究開発に参画してまいります。
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